全室リニューアル回想①
誰にも言えないことはネットに放つ。流す。
後ろめたいことはそりゃ当然。
打ち明ける際の認知的負荷が少なくて気楽だから。
その他、諸々。
私の場合、
副業でラブホテルの店員として約2年働いていたこと。
言えない理由。
ひとつ、本職のほうが単純に副業禁止(契約社員で児童福祉職をしていた)。
ふたつ、家事を放棄していることを周囲に咎められるに決まっている。
みっつ、性的なことを目の当たりにしていることは知られないほうがいい。
知っているのは夫とネットの人たち。だけ。
お金が要る理由。
進学費用の足しにするためと、
進学する覚悟を自分が確認し、夫にも理解してもらうため。
なんら後ろめたいことはない。
進学することを黙っていた。
家庭を放棄することと同等とみなされ、批判されることが自明だったから。
誰も褒めも同意もしてはくれないね。
夫以外。
色んなことを人に言えない(=バレてはいけない)なかで、面接1件目。
朝9時に面接。
場所、リネン室。相手、中年女性2人。
結果、即落ち。
『こういう業界ね、”土日祝出勤しません”って採ってくれるところまずないわ』
・・そりゃそうだ。
私はまだ、家庭も学業も捨てきれず、妥協点を探っていた。
覚悟が足らん。
何が覚悟か分からぬまま、面接2件目。
本職後の18時に面接。
場所、ボロボロの応接室。相手、わたしとさほど年齢変わらなさそうな男性。それも好青年。
例えるなら、黒猫チェルシーのVo. 渡辺大知。
正直こんな密室で、気色悪いおじさんと2人きりとか嫌だなと思っていたところに、黒猫チェルシー。
まあ悪くはない。ちょっと安心。
『あー、土日祝ダメなんですか。でもまあ、こういう業界に珍しく、真面目そうな方ですね。』
結果、即採用。
即出勤。
黒猫チェルシーはオーナーだった。
そんなこんなで、
別に何も後ろめたいことはしていないが、夫とネット民以外には話せていない昔話。
たぶん気が向いたら続く。